ボルボ850、現在では150,000km未満の走行距離は非常にまれになってきました。
ひょんなことから朝倉の850オーナーから連絡があり、車の状態を診断してほしい旨の問い合わせがあり、ドライブ兼ねて訪問しました。
お客さまの支持
ボルボ850 は1991年末に発表されました。新しいモデルはボルボの次世代を担う役割を担っていましたが、850デビューはそれほど期待する販売数には届きませんでした。
ボディ耐久性
部分的に亜鉛メッキされたボディは長い耐用年数を提供しましたが、スカートの下の前部マッドガードと後部ステップは腐食の影響を受けやすい短所があります。
プラスチック製のバンパーストリップとテールライトは、紫外線に対する耐性があまりないため、分解したり変色したりすることがあります。
技術的な視点で見る
エンジンは文句を言う理由はほとんどありません。
ボルボ自体は、5気筒はエンジンヘッドの修正なしで少なくとも200,000キロは耐久性があるはずだと考えていました。
ただし、油漏れによってクランクケースの換気が遮られていないことを確認してください。
エンジンとトランスミッションの間の摩耗したシールも漏れを引き起こす可能性があります。
ギアボックスは大丈夫ですが、シャーシのゴムは、年月を経てすり減ります。弱点はエアコンシステムです。エキパンとコンプレッサーは、通常、長くは正常に作動しません。
部品
プレート部品、特に内装部品は10年経過で劣化が進みます。
特にプラスチック部品は劣化が速くなっています。しかし、さまざまなボルボ愛国家のフォーラムやボルボの中古部品をネットで探すことが可能なのでそれほど心配することではありません
注意点
サイレントブロックリアサスペンション、エアコンシステム。
プラスチック部品、特にテールライト。
クランクケースベンチレーション、エンジンギアボックスシール。
歴史
デザインは940の流れをくんでいますが、心持ち丸みのあるデザインに進化し、さらに技術的にはすべて刷新されたモデルとなりました。
ボルボ850 には前輪駆動と横型5気筒エンジンがを装備した世界初のモデルです。
特許取得済みのマルチリンクリアサスペンション、シートベルト高さが自動的に調整する機構(当時のシートベルトは飛行機のシートベルトと同じで自分で締め付けるタイプ)、側面衝撃保護システムSIPSなど自動車業界初の新しい装備満載の車でした。
世界で、特にアメリカでの成功は間もなく実現します。最初のモデル850 GLTの後には、エンジンパワーが多様なバージョンが続き、すべてなめらかに回転する5気筒エンジンを続々と発表します。
ボルボ850エステートは1993年に続き、1995年にはボルボ850がサイドエアバッグを搭載した最初の車となりました。
5気筒の特徴
5気筒は、4気筒および6気筒の長所を取り入れた理想的なエンジンです。
4気筒よりも多くのパワーとトルクを提供し、消費量はほぼ同じです。
さらに、前輪を駆動するために横向きに前部に配置できるほどコンパクトですし、高速で加速性に優れ、4気筒に比べ低音の響きを放つエンジンサウンドが特徴です。
旧い車にはコクがあります。キレを取り戻すにはお金と時間がかかります。
ボルボディ-ラーからさじを投げられた850エステートの診断はどうなるか?
オーナーの想いに応えることが出来るかな? そんなことを繰り返していたら、アッ!もう福岡インターに着いてしまいました。
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