残価設定ローンのメリットを最大に活かすたった2つのポイント

ホンダN-BOXを残価設定ローンがお薦めでその気になってきた

今日は、ホンダN-BOXを購入検討のお客様からテーブルに着席するなり、「ディーラーでは残価設定ローンを勧められて、それもいいかな!と思っているんですが、低金利ローンと支払総額で比べてほしくて来ました。」

 自動車メーカーが紹介している残価設定ローンを覗いてみると

f:id:actjapan1929:20190509182706j:plain

※画像はトヨタファイナンスからの引用です。

【トヨタ】

残価設定型ローンとは、あらかじめ設定した3年後の価格を据え置いて、残りの金額を分割払いにするプランです。
車両価格の一部をあらかじめ残価(=3年後の下取り価格)として据え置き、残りの金額を分割払い。

f:id:actjapan1929:20190509192747j:plain
トヨタ 残価設定ローン

【ホンダ】

数年後の買い取り保証額、つまり“残価”をあらかじめ設定。その“残価”を除いた金額を、分割でお支払いいただく買い方です。
一定額を最終回のお支払いに据え置くので、月々の負担が少なくなり、気軽に新車に乗ることができます。

f:id:actjapan1929:20190509192828j:plain
ホンダ 残価設定ローン

【日産】

f:id:actjapan1929:20190509192929j:plain
日産 残価設定ローン

あらかじめ数年先のクルマの買取保証額(=残価)を設定し、その額を差し引いた分だけ、分割してお支払いとなります。

【マツダ】

f:id:actjapan1929:20190509193005j:plain
マツダ 残価設定ローン

一般的な通常クレジットでお支払い頂いたときよりも、月々のお支払い負担を軽くできます。(最終回のお支払分を除く)
車両価格の一部をあらかじめ残価額として据え置き、残りの金額を分割してお支払い。

【スバル】

f:id:actjapan1929:20190509193051j:plain
スバル 残価設定ローン

クルマの下取り価格を残価として設定しています。残価額を差し引いた分をお支払いするので、月々のお支払いを格段に軽減することができます。

残価がローン範囲かどうかわかりづらい?

残価設定ローンは、下取り価格を据え置くので月々の返済額が抑えられる」この認識そのものは同じだと思うのです。

しかし、決定的に違う点があります。それは、「残価がローンから差し引かれるので月々の支払い対象額から外される」ということです。

実際には残価として保証される下取り価格は、あくまで最終回に据え置かれているというだけであって、ローンとして借り入れる金額全体そのものから引かれている訳ではありません。

丁寧に説明すれば、残価は月々の支払額から外していますが、借入額としては残価も含まれており、金利がかかっています。ということになります。

f:id:actjapan1929:20190509183535j:plain
画像引用:トヨタ自動車 残価設定ローン

満期になったとき、3つあるクルマの選択肢

乗っている車があらかじめ設定した年数になった場合は、下記の3つから選ぶことができます。
・車を返却する
・同じ販売店で新しい車に乗り換える
・乗っている車を買取る(一括または分割払いを選べる)

クルマの残価が固定されているので安心?!

残価設定ローンの場合、最終回に払う額つまり残価が、購入するときに固定されているメリットがありますよね。

クルマを返すときなって「この車の価値は3年前より落ちていますので残価と現在の評価額との差額を追加でいただきます。」と言われたらそれはないやろって言いたくなります。

参考)残存価格精算方式について

残価設定ローンやリース算定時に推定(見積)の残存価格を差し引いて月々の支払額を算出していますが、期間満了時の残存精算方式には2つの方法があります。

オープンエンド方式
契約時にあらかじめ残存価格をお客様との間で設定し、契約当初設定した価格と契約終了時の実勢価格との差額を精算する方式です。

クローズドエンド方式
契約期間終了後、ローン会社やリース会社に車両を返却する方式です(ただし、原状回復義務は発生します)。

金利はどうなんだろ?

残価設定ローンの仕組みはどれも基本的に同じですが、金利はメーカーや販売会社で異なるのが実情ですね。

時期によっても通常時期と決算セール時や特別仕様車発売時期などは販売拡大対策として安くなったりして変動するので一概には言えません。

傾向として、人気車には年率1.9%、2.9%といった低金利を適用することが多いようです。

f:id:actjapan1929:20190509184834j:plain
残価設定ローン金利は決算時期などがお得

注意したいのはフルローンとの金利の違いです。残価設定ローンは2.9%の低金利なのに、フルローンは5〜7%の標準金利というケースが見られます。

スズキの残価設定型クレジット「かえるプラン」では、36回払いの場合の金利はスイフトなど登録車が2.9%、ワゴンRなど軽自動車は3.9%と異なっています。(令和元年4月現在)同じメーカーですら車種ごとに金利が異なっているのがわかりますよね。

そして低金利は、残価設定ローンの期間中だけに適用され、返済期間満了後に再びローンを組んで返済を続けようとすると、標準金利になってしまう点に注意しておく必要があるでしょう。

このパターンでは、元金は減っても金利が上昇するため、ローンを組み直した後の方が月々の返済額が高くなることがあるのです。納得いかないですよね。

数年を経た車を所有しながら、返済額が増えたのでは損をした気分になりますから、その車両は返却して改めて新車で残価設定ローンを組むユーザーが多くなる!まさにメーカーの思惑通りってとこですかね。

メーカーや販売会社が残価設定ローンに力を入れる理由も、まさにこの点にあるといえます。

f:id:actjapan1929:20190509185316j:plain
残価設定ローンにも、よ~く確認しておくポイントが有る

残価設定ローンを選ぶなら『低金利』で『高残価』な車に絞る

残価設定ローンを利用する時のポイントは、中古車として販売しやすいリセールバリューの高い車種とグレードを選ぶことにつきます。

ボディカラーも人気色にすることが重要です。そうすれば残価設定ローンの残価率(新車価格に占める残価の割合)が高くなり、月々の返済額を抑えやすくなるからです。

例えば新車価格が200万円で、3年後の残価率が50%であれば、単純にいうと3年間で100万円を返済します。しかし3年後の残価率が40%に下がると、60%に相当する120万円を返済せねばならなくなりますよね。月々の返済額も単純にいえば20%増額されてしまうことになってしまいます。

つまり「低金利と高残価」が残価設定ローンをうまく使うポイントになります。

現金で購入して長期間乗るつもりなら、好きな車種・グレード・ボディカラー・インテリアなどを選べばいいですが、残価設定ローン決定的に違います。「低金利と高残価」に合う車に限定することがキーファクターになります。

メーカーや販売会社のホームページには「特別低金利」などと銘打って特定の車種を紹介していることがありますよね。その多くは大量に売れる人気車だから、残価率も高く「低金利と高残価」に当てはまるってことです。

車種・金利・月々の支払額・下取りなど残価設定が優れたポイント

  • 月々の支払い額を安く抑えることができる
  • 月間走行距離が1000kmぐらいまでの人向き(走行距離制限ありなので)
  • 選ぶクルマは人気車種に限定することが高い残価の決め手になる
  • 金利は低金利、例えば1.9%などの時期を狙ってローンを組むのがベスト
  • ローン最終支払い時「車を返却する」もしくは「新しい車に乗り換える」場合には、あらかじめ下取り価格が保証されているので安心

今日は残価設定ローンを最大に活かすポイントとして

人気モデルによる高残価と

低金利キャンペーン時に購入すること

が一番オトクになる記事をお届けしました。

お問い合わせはフリーダイアル 0120-810-589

または下記からどうぞ!

f:id:actjapan1929:20200325174336j:plain