夢の車を買いました BMW2002。
唯一、それが不動車ということが問題です。そうでなければ手に入れることができなかったというのが本当のところですが・・・。
私が買うことができる唯一の方法でした。
- エンジンが始動できるか
- 数分間アイドリング状態になる事ができるか
- エンジンは過熱することなく長時間アイドリング状態を続けているか
- 車は自分の力で50センチ移動できるかな
- 車は5メートル前後に運転することが可能か
- 車検を通す
- 家の周辺をゆっくりと運転できるか
- 50-60キロスピード出しても安全に運転できるか
- 高速道路で運転できるかな
- 車は通常の車と同じように使用および運転できるか
- 昔の車でも快適に乗れるか
- 数日の旅行で運転することが可能か
- ヴィンテージカーを運転する愉しみ
- 私達がお手伝いします。
- ご安心下さい。
賢者は、常に、余裕のある最良の状態で最良の車を購入することが可能です。
私にそれをするお金があれば、それは素晴らしいアドバイスになりますが、私も含めて多くの人々はそうではないので、憧れの車を購入するチャンスを得る唯一の方法は、レストアする必要な状態のクルマを購入することです。
今日は、復元していく過程を一里塚のように刻んだステップについてお話しようと思います。
エンジンが始動できるか
これには、自由に回転するエンジン、圧縮、オイルとガソリン、新しいフィルター、機能的なキャブレターと点火システム、新品バッテリー、スターターが必要です。
始動したら、すぐに燃料ラインとクーラントの漏れをチェックしてから、一旦エンジンを止めます。
エンジンが動かない、または壊滅的な損傷を受けた車を購入した場合、それが修復されるかリビルトエンジンに交換されるか、エンジンが始動するのを見るのは明らかに大きな一里塚になります。
長い時間、寝込んでいた車の最初のエンジン始動ほど安堵と満足できるものはありません。
しかし、レストアのスタートを切れたというほんの始まりにすぎません。
数分間アイドリング状態になる事ができるか
アイドリング最中に、ガソリンとクーラントの漏れを探し、オイル漏れが排気マニホールドに排出されていないことを確認します。また、ヘッドが割れていることを示す、悪臭のする排気がないか確認します。
エンジンは過熱することなく長時間アイドリング状態を続けているか
数分間のアイドリングから徐々に時間を延長していきます。加熱がもたらす加圧によって、様々なトラブルの前兆を捉えることが可能になるからです。
冷却システムのすべての部品(ラジエーター、ウォーターポンプ、サーモスタット、ホース)が完全に機能していれば長時間アイドリングが可能ですが、まずレストアの場合、この地点でつまづきが発生します。
車は自分の力で50センチ移動できるかな
ブレーキを踏むことなく、クラッチの油圧が機能している証です。
車は5メートル前後に運転することが可能か
シフトリンケージとトランスミッションが基本的に機能している場合、前後に動くことが可能です。
でも忘れてならないのはブレーキ。ちゃんと停止させることができなければなりません。
車検を通す
大事なことはチェックランプが点灯している場合、車検に通らないため、古い車はレストアする際にチェックランプの付いた箇所の修復作業を怠ってはなりません。
家の周辺をゆっくりと運転できるか
上記の段階的なトライアンドエラーを行い(テスト)し、それをしている間にメモ帳で必死に書き留めていきます。
最初の「近所を一回り運転」で驚くべきことを学びます。
クルマが急に息をつきだしたり、ハンドル回転が左はスムーズに作動するのに、右はなんとなく重たかったり、引っかる感じがするするとか、はたまたエンジン回転数が勝手に吠えまくるように急上昇したり、急降下したり・・・。
レストアの愉しみですね(笑)。
50-60キロスピード出しても安全に運転できるか
これまでの「基本的な機能が間違いなく作動する」レベルから「走行性能を上げる」段階に移行する時を迎えました。
この段階に来るまで、何度もやり直しがありますが、不動車が命を吹き返し、今この瞬間、感動的な場面に立ち会っていることを再度認識してください。
それぐらいしないと、投げ出したくなる確率100パーセントですよ。
ブレーキは機能するだけでなく、目の前の車が停車したり、子供が交通渋滞になったりした場合に、車を素早く停止させるのに十分な性能を備えているか確認してください。
ラバーフレックスディスク、センターサポートベアリング、ユニバーサルジョイントなどのドライブトレインコンポーネントは、少しでも異音がするようなら、できるだけ交換しておくことが後々コストセービングになります。
ブレーキフルードの濡れやシートベルトやブレーキライトなどのすべての安全システムが機能しているか確認します。
高速道路で運転できるかな
車が街中をうまく走っていると思われると、高速道路に乗って足を伸ばします。
車線変更を繰り返し、トレッドパターンがはっきり認識できる摩耗していないタイヤ、バランス調整によってホイールとタイヤが快適に作動しているかどうか確認します。
高速道路で加速につまずくかどうかを確認するための最初の機会でもあります。速度が上がると、アクセルを踏み込んでスロットルの遅れやタイムラグ(ためらい)をテストします。
車は通常の車と同じように使用および運転できるか
これは非常に主観的ですが、現代の車のようにダッシュボードに配置されたボタンやレバーが空気のように何事もなく使用できるかどうか
すべてのレバー類を一つ一つ確認します。ローテクの2002はバッテリーの容量が少ないために、ステレオとワイパーとヘッドライトを同時に作動させるとヘッドライトが若干暗くなりますが、これもクルマの性格捉えれば可愛さが増すものです。
たまに燃料計がうまく作動しなくて、ガソリン給油料とともに徐々に燃料系の針が上がっていくのではなく、多少ラフな動きをしますが、心配ご無用です。昔の車はこんなものでしたから!
昔の車でも快適に乗れるか
ショックとスプリングが十分に機能して、牛車のような乗り心地がなく、ヒーターが寒い気候で機能し、ガソリンの強い臭いがなければOK。
これを快適基準とすることが大切です。
数日の旅行で運転することが可能か
高速道路で車が100キロ走行できれば、そのままにして1,000キロ大丈夫とよく言われます。それにはいくつかの真実と注釈が必要ですが、それを考える方法は次のとおりです。
車は生物学的なシステムではありません。彼らは自分自身を癒し、自主回復することはできません。
あるのは日々劣化の歩みだけですから、いかにして今日のコンディションを明日保つか。
長期ドライブの前に既に抱えている問題がある場合、問題は悪化し、改善することはないため、早めに予防するため修理する必要があります。
特に、暑い日に渋滞に巻き込まれた場合に備えて、冷却システムはつねに最高の性能を発揮する必要があります。
タイヤは常に4ミリ以上の溝がある状態で適正な空気圧のものでなければならず、トランスミッション、デフ、ホイールベアリングから不快なゴロゴロやうなりが発生しないようにする必要があります。
CVジョイント、またはアイドラープーリー、および燃料ラインやクーラントホースにひびが入っていないか、固いか、または枕のように柔らかいかを確認する必要があります。
ヴィンテージカーを運転する愉しみ
レストアするようなクルマは、変な匂い、オイルやクーラントの漏れ、金属音やきしみ、ガタツキとの戦いです。
ヴィンテージカーやクラシックカーは、観て愉しむ人には向いていません。
常に、毎日、アイドリングの音が昨日と違っていることは当たり前と考える人にしか無理です。
クルマがささやくのを聞く。「走りたいって言ってもらえませんか?」昼寝から目が覚めた気難しい老人のように振る舞い、ここが痛いだの、あそこが悪いとつぶやきます。
車に耳を傾け、小さな一歩を踏み出せば、あなたはレストアの虜になっている証です。
アクトジャパンは1929年から輸入車の整備をはじめましたが、BMWの古いモデルを知ることで整備に誇りと使命を感じます。
私達がお手伝いします。
アクトジャパンは創業以来100年。
創業期から1980年代後半まで続いたヤナセの協力工場として醸成されたスキルとマインドを基本にメルセデスベンツ・BMW・アウディ・フォルクスワーゲン・MINI・FIAT・Jeepの修理とメンテナンスを得意としている整備工場です。
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輸入車担当整備士
:松瀬麻津弘・松瀬繁教(2020年8月現在)
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:自動車検査員資格・ハイブリッド自動車整備士資格・ガソリン2級整備士資格・ヂーゼル2級整備士資格・ドイツBOSCH診断カウンセラー・イタリアTEXA診断エキスパート
アクトジャパン|811-2317 福岡県糟屋郡粕屋町長者原東4-2-5