軽自動車の規格制限によるデメリット
軽自動車の規格制限はメリットを生み出す反面、どうしてもデメリットが発生してしまいます。
ボディサイズは車内の狭さに、排気量はパワー不足に影響を及ぼしますが、メーカー側はこのデメリットを少しでも低減させようとして、性能に特化した車種を開発しています。したがってデメリットは車種別によって大きく異なってきます。
ボディサイズの全高が高いスーパーハイトワゴンや、それに準ずるスーパーハイトワゴンは室内高に関する限り、ミニバンよりも高い車種があり、軽自動車でありながら広い車内空間を実現しています。
しかし車内空間を広くするために垂直に近いボディ形状を持っていることから横風を受けやすく、高速道路のトンネル出口、高架橋の上などではハンドルが取られやすくなります。
またタイヤ直径が小さいので、コーナーリングの際の過剰な負荷は禁物とされるなど、操縦性能がやや犠牲になる面を持っています。
- 横風に弱い、特に高速道路で
- 室内が狭い
- 4人しか乗れない
- 事故のとき壊れやすい
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横風に弱い、特に高速道路で
軽自動車は一番目に維持費が安い、二番目が税金が安い、三番目に燃費がいいなど、メリットばかりが強調されていますが、やはりボディの小ささやエンジンの小ささからデメリットも存在します。
こちらのページでは、軽自動車のデメリットについて詳しく解説します。軽自動車を乗らない人に理由を聞くと、安全性の低さが挙げられることが多いです。
これは、軽自動車のボディが弱く、事故になった時に致死率が高いということが第一に挙げられることですが、それ以外にも横風の影響を受けやすいことも挙げられます。
横風によって運転に支障をきたし、それが事故につながり、事故になった時には安全性が低いため軽自動車は危険であるという論理です。
確かに、この主張は正論といえる一面を持っているものの、軽自動車すなわち危険であると断定するのはやや早計であると言えます。
本当に横風に弱いのか?
横風というのは、高速道路やトンネルの出口なんかで、ふとした瞬間にビュッと横から吹いてくる風のことです。
横風の感覚は車を運転する人ならわかると思いますが、一瞬ハンドルをとられるような感覚があり、進行方向が少しずれます。
ですので、横風注意の看板があるところでは、ハンドルをしっかり握っておく必要があります。
横風の影響を受けやすい車というのは、車高が高い。車両重量が軽い。車体側面の面積が広い車が横風に弱いです。軽自動車は車体重量が軽いので、横風にはけっこう弱い方だと思います。
横風に弱そうな軽自動車をあげてみると、タントやスペーシアなどの背の高いタイプや、N BOXやアトレーワゴンなんかのワゴンタイプが該当するように思います。
しかし、よく軽自動車は横風に弱いといいますが、それほど気にする必要はないと思っています。以前タントで高速道路を100kmほど走る機会がありましたが、ハンドルを普通にしっかり握っていれば、特にヒヤッとすることもなく、快適なドライブができました。
横風の影響を受けることは大きな問題ではない
上記の通り、軽自動車は一般車と違って横風の影響を大きく受けることがあります。それは普通車と比較して車体重量が極端に軽いこと、もう一つは室内空間を確保するために車高を高くしたことが原因として考えられます。
しかし、だからと言って命の危機を感じるほど悪影響があるのかといえば全くそんなことはありません。
上記にもあるとおりハンドルをしっかり握り、法廷速度を遵守していれば問題ないことがほとんどなのです。
そもそも、横風がそこまで危険であるならば軽自動車の安全規格が全く無意味なものになってしまいます。
たしかに、軽自動車は高速走行専用に設計されてはいません。しかし、高速道路で10tトラックが横を通れば普通車でも横風の影響は少なからず受けますし、台風クラスの風が吹いている日に軽自動車で高速道路を走る人もあまり居ないと思います。
そのため、さほど心配するようなことではないのです。
もちろん、横風の影響を全く無視するというのは問題があるでしょう。風の強い時に軽自動車で高速道路を走る時には、ハンドルを取られやすいのでいつもと同じ感覚で運転していると、危険は当然高まります。
軽自動車の安全性が高まっているとはいっても、高速道路でスピードを出して走っている時に、横風の影響でハンドルを取られて事故になってしまえば、命の危険もあります。
高速道路では大型のトラックなどが走っていることも多いため、それらと接触すれば大惨事にもなりかねません。 しかし、注意深く運転していれば、問題ないことがほとんどです。
運転者の注意力一つでリスクを大幅に低減させることができるにもかかわらず、横風が危ないから乗らないというのは、軽自動車の性能よりも運転者の運転技術の問題と言えるのです。
室内が狭い
軽自動車の不人気の理由の一つに、軽自動車は狭いというものがあります。
たしかに、軽自動車は規格によって定められたサイズの中で開発しなければならないため、広々とした空間を確保するのが難しいのは事実です。
しかし、最近ではこのことへの対策として、各メーカーで色々な工夫が行われています。その企業努力の結果、一般車と比べても狭いと感じさせない広々とした軽自動車が多数登場しています。
軽自動車は狭いという認識は、もはや時代遅れの認識になりつつあります。
室内は本当に狭い?
軽自動車は大きさの規格が決まっていて、全長3.4m以下・幅1.48m以下、高さ2.0m以下です。
この大きさの中で、いかに室内を広くするかが、快適性を向上させる鍵になっています。
室内が広い軽自動車で一番初めに思いつくのが、ホンダのN BOXです。試しに、軽自動車のN BOXと、コンパクトカーのフィットで、室内の広さを比較してみました。
室内長 室内幅 室内高
N BOX 2180mm 1350mm 1400mm
フィット 1935mm 1450mm 1280mm
いかがでしょうか?
そんなに変わらない…。というより、N BOXの方が実際に広いですね。室内幅ではさすがにフィットに100mm(10cm)負けていますが、室内長と室内高ではそれ以上に上回っています。
この表から、軽自動車でも室内が広いものもあることが、十分におわかりいただけたことと思います。
実際コンパクトカーなど小さめの普通車の室内空間よりも、大き目の軽自動車の方が室内空間は広いくらいです。
しかし車種によっては、4人乗ると狭く感じるものも多くあります。逆に2人乗りでは、小さいタイプの軽自動車でも、それほど窮屈さを感じません。
軽自動車を選ぶ際には、ぜひ実際に座ってみて室内の広さを確認することをおすすめします。
広々とした軽自動車が増えている
最近の軽自動車はファミリー層から高い人気を得ています。広さや性能の面でもコンパクトカーより優れている軽自動車が多数開発されているからです。そのため一般的なワンボックス車から乗り換える人も多くなっています。
例えば、最近人気のホンダN-BOXでは、大きめのベビーカーやゴルブバックなども立てたまま無理なく積むことができます。また、大人用の自転車なども助手席を少し前に移動させれば2台ほど積むこともできます。
最近なにかと人気の車中泊をするときも、リアシートをフラットにすれば足を伸ばして悠々と睡眠をとることができます。一般車に明らかに劣っている部分を探すことが難しいほどです。
各メーカーは快適な室内空間を実現するために規格ギリギリまで車体のサイズを拡大しています。
室内空間を広く保つために、エンジンルームもコンパクトに抑えてボンネットを限りなく短くしたり、前輪駆動ではホイールスペースを最長まで伸ばしたりすることによって、広々な空間を確保するための努力を払っています。
その他にも、単に荷物が積めるだけではなく、積み下ろしにも配慮して従来の普通のドアからスライドドアに変更するなど、各メーカーごとに思考を凝らした最先端の軽自動車がたくさん登場しています。 これらの工夫が、ファミリー層からの人気の秘密の一つとなっています。
家族で出かけるときにも広々とした空間があるため快適に移動することができ、子どもの習い事の送り迎えの際には余裕をもって道具を積み込むことができ、さらにそれらの積み下ろしも楽々と行うことができます。
このことから、軽自動車が狭いという認識はもはや過去のものとなりつつあります。もちろん、今でも狭い軽自動車もありますが、新たに開発される軽自動車の多くは室内空間への配慮があるため、軽自動車を狭いとする認識は徐々に薄れていくことでしょう。
4人しか乗れない
軽自動車は、規格によってコンパクトな設計にならざるを得ず、乗車人数も4人までと定められています。
このことによって、軽自動車はやはり小さい、窮屈だと感じる人も多いと思います。
しかし、最近では軽自動車をファミリーカーとして利用する層が増えています。このことの背景には、車内空間が広々として軽自動車が多数開発されていることがあります。
軽自動車の4人乗りという規格は、あくまでも大人は4人まで乗車可能であるという規格であるためまだ体が小さい子供を抱える家庭ならばファミリーカーとして十分に利用することができるのです。
乗員4名が上限
軽自動車は4人乗りです。これは法律で決まっているから、どうしようもありません。
1BOXタイプの軽自動車で、4人乗ってもまだ余裕がある車種でも4人乗りです。家族が増えると、これが理由で買い替えを検討する人も多いようです。
ここで注意していただきたいのが、4人乗りは4人乗りでも、大人4人乗りです。
では、子供は?…12歳未満の子供は、大人の3分の2人に該当します。つまり、大人2人=子供3人乗れるということです。
一番人間が乗ろうと思うと、大人2人+子供3人の合計5人が乗れるということになります。
夫婦2人+子供3人(12才未満)の家族までは、軽自動車でも充分活躍できることでしょう!
しかし最近では全国の車の内、約40%を軽自動車が占めているように、お子さんのいるファミリー層の方も軽自動車に乗る人が増えています。
子供が2人いる家族が最も多いので、広い軽自動車を購入して4人でも快適に乗り続ける人が増えているのです。
窮屈じゃない軽ハイトワゴン
広さを重視した軽自動車の中でもハイトワゴンはダントツの人気を誇ります。大人4人でもゆったり乗ることができ、たくさんの荷物を積むことができるため、家族旅行にも適しています。
高さも1600mm程あり、室内空間にもかなりの余裕を感じることができます。安全面も優れており、最先端技術を多数取り入れることによって、一般車と肩を並べる実力を持っています。
最近ではミニバンから荷物をたくさん積むことができるハイトワゴンに乗り換えるユーザーが多くなっています。
一般車であるミニバンから軽自動車であるハイトワゴンに乗り換えたユーザーに一番印象に残ったことを聞いてみると、その多くに「目線の高さに驚いた」という意見が見られます。
軽自動車は、一般車よりも車体が低めになっていることが多いものですが、ハイトワゴンであればミニバンやワゴンとほぼ同じ目線で運転することができるのです。
車高が高いと大きな車に囲まれても安心感がありますし、さらに死角が減るので安全面でもかなり助かると感じることでしょう。
しかし、それ以上にメリットがあることと言えば、ハイトワゴンは軽自動車の規格通り4人乗りであるにもかかわらず、広いと感じられることです。
4人乗りというと、4人がやっと乗れる狭い空間と感じるかもしれませんが、実際には車高を高くすることによって広々と感じる設計になっているのです。
これは建築にも取り入れられていることであり、人は面積が同じ二つの建物でも、高さが異なれば空間が異なるため、より体積が大きな建物の方を広いと感じるようになるのです。
また、同じ4人乗りでも大柄な人が4人乗る場合には窮屈に感じてしまうことでしょうが、そのような場合にも車高が高ければ窮屈さを感じさせにくくなります。
事故のとき壊れやすい
軽自動車は、ボディの薄さやフレームの細さ、そして安全性を向上させるための設計によって、事故に遭遇した時には大きく損壊します。
事故の程度によっては、ボンネットやフレームが簡単に潰れてしまいます。このことから、軽自動車は事故のときに壊れやすいというのは間違いないことです。
ここでは、軽自動車と事故の関係について解説し、さらにどの程度の事故であれは修理すべきなのか、買い替えるべきなどかについても解説していきます。
壊れやすい、潰れやすいには理由が
軽自動車は事故をすると壊れやすいのでしょうか?率直にいうと、これは実際に壊れやすいです。
なぜ壊れやすいのかというと、まず”ボディーの薄さ”があげられます。
軽自動車は規格が決められているので、その範囲内で、めいいっぱい室内が広くなるように設計します。すると、できるだけボディーが薄い方が、室内の広さを確保できますよね。
これが1つめの理由です。
2つ目の理由が、”壊れて衝撃を吸収する”ということがあげられます。
軽自動車はボディーが薄く、同時にフレームも細いです。そういう構造だと、まともに衝撃を食らうと、あっという間に中の人にまで達してしまいます。
それを防ぐために、軽自動車は壊れて衝撃を吸収します。例えば正面から衝突した場合、ボンネットやフレームがクシャッとつぶれて、エンジンルームが人間を守ってくれます。
横から衝突された場合は、フレームとボディーが衝撃を周りに逃がして、中の人を守ってくれます。
基本的に軽自動車で衝撃を受けた場合には、まともに防御できないので、自分自身つぶれたり、つぶれながら周りに衝撃を逃がしたりしながら、人間を守るという構造になっています。
だから、軽自動車が事故をすると壊れやすいんです。
事故に遭ったら、修理する?しない?
上記の通り、軽自動車が壊れやすい理由は大きく分けて「ボディの薄さ」と「壊れて衝撃を吸収する」という2つの理由によるものです。
ここで知っておきたいのは、事故を起こした軽自動車をどう修理するかということです。壊れやすいということは修理しにくいことに直結するからです。
車に乗っていれば、誰しもが交通事故を起こす危険がありますが、せっかく購入した車が一回の事故で廃車になってしまうのは少し残念なことでもあります。では、廃車と修理の分岐点はどこにあるのでしょうか。それについて少しお話したいと思います。
まず、少しバンパーを擦ってしまったり、ほんの少しドアが凹んだだけなら修理することで対処できるのですが、問題はバンパーを粉砕してエンジン本体、もしくはフレームにまで事故の影響が及んでしまった場合です。
この場合は基本的に廃車となります。なぜならば、エンジンの乗せ変えやフレームの修理を行うと、購入した金額よりも高く付くことがあるからです。
しかし、場合によっては買い替えよりも安く済むこともあるので、ディーラーや町の自動車整備工場などで見積もりを取りましょう。その金額を目安にし、買い替えにかかる費用の半分を下回る修理代であれば修理をしても良いかと思います。
また、事故の様子や加入している保険などからも事情は変わってくることでしょう。ただし、ある程度大きい事故になると、修理した場合「事故車」扱いとなり、売却の際に値落ちするため、そのことも考慮して検討する必要があります。
この場合にも、事故車だからと言って必ずしも大幅な値落ちをするかというとそうとは限らないため、修理の際に保険がどの程度適用されるのかなども考慮したうえで、検討するようにしましょう。
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